四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月7日発表)

東京ガス(9531)

1位のアドバンテスト(6857)を筆頭に、上昇率の上位には半導体関連銘柄が並んだ。同社株式の月間上昇率は69.9%。5月の1カ月間で時価総額を約1兆4000億円も上げた。この上昇額だけで、東京ガス(9531)や旭化成(3407)などの時価総額を上回る。東京ガスも旭化成も日経平均株価を構成する大型銘柄だ。

SCREENホールディングス(7735)

生成AIの利便性が実感されて普及が始まるとともに、半導体需要の再拡大が期待されている。アメリカの大手半導体メーカーの直近業績も好調で、海外投資家の強気の買いが日本市場にも及んだとみられる。半導体製造装置メーカーのSCREENホールディングス(7735)の5月の株価上昇率も30%を超えた。

住友ファーマ(4506)

下落率1位は住友ファーマ(4506)だった。同社は住友化学(4005)傘下の医薬品準大手。5月15日に発表した前2023年3月期決算で最終利益が745億円の赤字に転落した。決算実績の赤字額は市場予測内だったが、同時に発表された今期業績予想でも当期純損益は800億円の赤字で嫌気された。